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韓国ドラマ-「商道」-№3

映画・音楽

2010/03/10

こんにちは

昨日、宮本勝浩先生の講演に行って関西経済について話を聞いてきました。
今のままで行くと関西経済はダメになって行く!しかしその解決策は……

その話を聞いて、韓国ドラマ「商道」のシーンを思い出したので紹介します。(第7部)

サンオク(主人公)がコネで入ったとばかり思っていたのが誤解と知ったサムボsanbo(湾商・真鍮器店の主人)は、腹いせにサンオクに高価な真鍮器一式を担がせ、一つ残らず売ってこなければクビだと命じる。

鍮器廛の新入りが必ず体験する慣例ではあるが、売り尽くした者は1人もいない。

商道3

 

高価な真鍮器を売るために、裕福な地域に行けば良いと言う情報を得てその地域で売り始めたサンオクに地元の主婦が

azuma01 『いい男なのに、やることはまぬけだね』 
 『まぬけどういう事ですか』 
azuma01 『この土地じゃ真鍮器は使わないの』 
 『……』 

『その土地は、陶磁器の産地で有名な土地で真鍮器になじみがなかったので一つも売れませんでした。』
sanbo『では他の土地にいったのか
『その地域は井戸水が悪く腹をこわす人が多く、鍮器をその土地で必要な薬と交換し
その薬を売って帰ってきました。

サムボや湾商の商人達が感心する。

商道3

湾商の商人らが感心する。
しかし、湾商本店の書記チョン・チスtisuだけはサンオクの商法を認めない。

真の商売人なら、薬などと交換するべきではなく鍮器そのものを売るべきだったと主張する

商道3

 

商道3

商人であれば、日照りに雨靴を売る術を知らねば』 (この言葉も深いな~!)

sanbo 『真鍮器でも薬でも金になればいいじゃないかいい商いをしたのにあんまりだ』
tisu 『これが良い商いでしょうか
真の商人ならば目先の利益にとらわれず今後につなげるために真鍮器その物を売るべきです
sanbo 『お前に商いの何が分かるんだ本店で筆しか握らん奴が説教する気か』
tisu 『では 売ってみせましょう』
sanbo 『えっ…』

湾商の主ホン・ドュクチュは反対するが、チョン・チスは自らが真鍮器を担いで行商に発つことに。

チョン・チスも、奇抜な商法で真鍮器を売りつくし帰って来る。

  『こんなに短い期間で、どうやって売ったのだ
tisu   『確かにあの地域には釜場があり、真鍮器になじみが無く買う人はいませんでした。
その地域は綿の名産地で、綿と真鍮器を交換しました
  『……詳しく説明してくれ…』
tisu   『私は以前、他の土地で新しい綿で作るより丈夫だと古い布団の綿で服を作るのを見ました。
しかし綿の名産地では綿が豊富にあるので古い綿の使い道がありません。
そこで古い綿と真鍮器を変えると言ったら、みんな列をなして古い綿を持ってきたのです。』
  『なるほど…それで
tisu   『そして、交換した古い綿を船に乗せて他の土地に持って行き、高値で売りました。

商道3

 『よくやった。大したもんだ

薬も綿も同じやん?
そう思ってDVDを見ていたら…

商道3

 

『私が真鍮器を売ったのは医者一人だけで、 チョン書記は多くの村人に売ったのです。
真鍮器の良さが人々に知れ渡らない限り継続して売れません。
今回、真鍮器を手にした人々を通じて村人たちにその良さが浸透すれば今後ますます売り上げは伸びるでしょう。

商道3

なるほど~

目先の利益だけを考えず、先につながるような商い…

考えさせられるな~…

まだまだ長いドラマなので、機会があれば紹介します。

また宮本勝浩先生の講演の中に出てきたJ.A.シュンペーター経済発展の理論』に出てくる
5つの『イノベーション』も調べてみようと思います。