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その他・非鉄球
銅合金の球はバルブなどに使用されています。銅球や真鍮球などの表面にハンダをメッキした球やアルミ球などは車のエアーバック装置の電気の接点にも使用されています。『球体から無限の可能性を創造する』言葉通り多種の材質の球が、見えないところで様々な部品の一部となって活躍しています。
球の種類と特徴
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銅球
銅球の特徴
- 銅は他の金属に比べ抜群の導電率を持ち、熱伝導性にもすぐれています。
- 加工性にすぐれ、曲げ加工や絞り加工などが容易にできます。
- 微量金属作用が抗菌効果が実証されています。
- 銅の表面にできる保護被膜が腐食の進行を防ぎます。
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真鍮球
真鍮球の特徴
- 通称「しんちゅう」「真鍮」、英語では「ブラス=Brass」といいます。
- 銅と亜鉛の合金で、元の金属よりも硬くなり、伸びは小さくなり、引張り強さも強くなります。
- 欠点1-熱膨張率が大きいので寸法誤差がよく起こります。
- 欠点2-比較的錆が発生しやすく、金属疲労に弱いです。
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アルミ球
アルミ球の特徴
- アルミニウムの比重は約2.69で、鉄(7.9)にくらべると約1/3の軽さです。 (金属の中で最も軽い)
- アルミニウムは空気中で自然に酸化しやすく、表面に耐食性のよい酸化アルミニウムの皮膜を作り、自己腐食防止作用があります。
- 電気伝導率は銅の約60%、しかも質量が約1/3なので、同じ重さの銅にくらべ2倍もの電気を通すことができます。
- 鉄にくらべ約3倍もの熱伝導率を持っています。
- アルミニウムはそれ自体磁気を帯びることはなく、磁場に影響されません。
- やわらかく加工性が良く、融点が低く鋳造に有利です。
- 欠点:機械的性質は低いので強度を必要とするところには使用されません。しかし、ジュラルミンのようにSS材なみの引張り強度をもつアルミニュウム合金もあります。
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チタン球
チタン球の特徴
- チタンの比重は4.51で銅やニッケルの約半分、鋼の約6割で、軽い金属です。
- チタンは強度が高く、アルミの3倍、鋼を上回り、特にチタン合金は実用金属のなかでも最大クラスの比強度をもっています。
- チタンは耐食性では、ステンレス鋼や銅合金に比べ優れています。 特に海水中では白金に匹敵する耐食性を示します。(チタン材の表面に形成される酸化チタンの皮膜が強固であることにより、優れた耐食性を発揮します。)
- チタン及びチタン合金は非磁性の金属です。
- 耐熱特性、人体適合性、弾性特性なども優れた特性をもっています。
- 欠点:化学的に活性であるため、酸素や窒素と反応しやすいという一面もあります。
- 非鉄球はすべて受注生産になります。在庫の有無をお問い合わせ下さい。
- ご用命によりメッキ処理、穴加工など施した球の製作を承ります。
- 棒材・角材からの旋盤加工仕上げ品(粗仕上品)も製作可能です。
- 佐藤鉄工は出来るかぎりお客様のご要望にお応えするように努力致します。