商品案内
プラスチック球
プラスチック材料は、日常生活には無くてはならないほど普及しています。その用途範囲は、食品包装資材、日用品雑貨等の一般消費財から、自動車、電気・電子機器から、宇宙・航空機器などの各種産業分野へも用途の幅が広がっています。
球の種類と特徴
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ポリプロピレン球
ポリプロピレンは「PP」と呼ばれ、現在最も多く使用されているプラスチック素材のひとつです。ポリプロピレン(PP)はプラスチックの中でも最も比重が小さく(0.91)、優れた機械特性や耐熱性を持ち合わせています。 私たちの身の回りのさまざまな製品だけでなく、医療用、建築・建設資材などでも使用され、各業界でなくてはならない素材として認知されています。
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ポリエチレン球
ポリエチレンは、プラスチック素材の中において最も原料価格が安い材料の一つです。一般的に商用利用されるポリエチレンは低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)の二種類に分類されますが、中密度ポリエチレン(MDPE)も存在しています。 また、ポリエチレン(PE)は最近のリサイクルの流れから、リサイクル加工され再利用されるケースも多いです。私たちの生活の中で最も身近な素材として活躍しています。
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アクリル球
正式名は「ポリメタクリル酸メチル」と言い、強度と透明性そして耐候性に優れています。可視光線透過率が90%以上あり、日常雑貨の分野からハイテク分野まで幅広い用途に使用され、アクリル樹脂は万能と言ってもいい特性を持っています。一方で変形しやすく、表面が傷つきやすいという欠点もありますが、最近では耐熱性や表面硬度が改良されたアクリル製品が開発されています。
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ポリアセタール球
ポリアセタールは1960年代初頭に生産が開始され、すぐにその高い耐磨耗性からベアリングに使用されるようになりました。 その後も高い強度と滑らかな自己潤滑性から徐々に世間に広まり、「金属に代替し得る特性を備えたプラスチック」と言われています。 ポリアセタールにはホモポリマーとコポリマーがあり、代表的なものとして前者はデュポン社の「デルリン」、後者はポリプラスチック社の「ジュラコン」と呼ばれています。
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ナイロン球
ナイロン66はポリアミドの中で最も有名で広く使われているプラスチックで、1935年にアメリカのデュポン社が開発した世界初となる合成繊維です。いまだに多くの工業用製品で盛んに使用されている歴史も古いプラスチックです。ナイロンはPAと記され分子中にアミド基(NHCO)を含むものの総称です。 アミド基に結合する炭素原子の数をもとにナイロン-6、ナイロン-66、ナイロン-11などに分かれ、市場に供給されています。
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ポリカーボネイト球
「PC」と略記されるプラスチックで、熱可塑性樹脂の中では最も衝撃強度が強く、強化ガラスの150倍以上という透明プラスチックの中で最高の耐衝撃強度(割れ難さ)を持つ、耐熱性樹脂で5大エンジニアリングプラスチックの1つです。 全体として物性バランスがよいところから、日用雑貨の分野から電気・電子および自動車部品など、ハイテク分野まで非常に広い範囲にわたって使用されています。
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超高分子量ポリエチレン球
超高分子量ポリエチレンの化学組成は、汎用ポリエチレンと全く同じですが、分子量が汎用ポリエチレンの10倍以上あり、構造部品あるいは機能部品を対象とするエンジニアプラスチックスの中の一つに加えられています。一般グレードのほかにガラス繊維、炭素繊維などの強化材による補強、そして過酸化物を使用する架橋改質も行われています。
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テフロン™球
フッ素樹脂とは、正式名称はポリテトラフルオロエチレンといい、アルファベットの頭文字をとって「PTFE」と呼ばれます。フッ素樹脂はメーカーごとに様々な名前があり、「テフロン™」もその一部です。耐薬品性・耐候性・電気絶縁性・摩擦係数(潤滑性)などの点で通常の熱可塑性プラスチックにない高度な特性を示します。 フッ素樹脂は半導体工業、精密工業、ハイテク分野では 欠くことのできない材料です。
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PEEK球
PEEKの正式名はポリエーテルエーテルケトンと言い、英国ICI社が開発した全く新しいスーパーエンジニアリングプラスチックであり、安全衛生性難燃性(UL94 V-0)としてピュアな材料です。また、PEEKはエンジニアリングプラスチックよりも、高い性能を誇っている「スーパーエンジニアリングプラスチック」という材料で、ケトンという有機化合物を有しているため、耐熱性と耐薬品性が優れています。
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ベスペル®球
べスペル®とは、デュポン社が開発したポリイミド樹脂で、超耐熱性と優れた機械的特性をもつ熱硬化性樹脂です。連続使用温度300℃、断続480℃、極低温においても使用可能、金属やセラミックと同様に非常に過酷な運動環境下でも使用することができます。生産設備等の部品として幅広く使用されています。