商品案内
鋼球・ステンレス球
佐藤鉄工の鋼球は高性能ボールヘッダーマシンによって作り出された圧造ブランク球を、独自の研磨システムにより球状化し、熱処理がほどこされ高品質、高精度を保ちます。ステンレス球は鉄の持つ弱点が改良され特に美観、強度、耐食性、耐衝撃性及び加工性などの点で鉄よりも優れた特性を備えています。
球の種類と特徴
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クロム鋼球
玉軸受用鋼球の材料は、ベアリング鋼と呼ばれる高炭素・高クロム鋼材(JIS G 4805のSUJ-2)を使用しています。一般にはベアリングに多く使われるので、「ベアリング鋼球」とも言われています。 また、あらゆる産業機械の回転部分に使用されています。
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カーボン鋼球
JIS規格では「自転車用炭素鋼球」と言われています。材料には、冷間圧造用炭素鋼(JIS G 3505のSWRCM10またはSWRCM12、JIS G 4051SCK)を使用しています。 浸炭焼き入れ処理を施し表面硬度を硬化させ、炭素鋼球として玉軸受用鋼球に準じて仕上げます。 SUJ2球と比べて強度のかからない箇所で多く使用されており、SUJ2球よりも安価です。
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パチンコ玉
一見何も変わらない様に見えるパチンコ玉も、佐藤鉄工で製造されるパチンコ玉は、佐藤鉄工独自のスペックで製鉄されたパチンコ玉専用材料を使用しています。(JIS SWRCH 12Aベース) 高性能ボールヘッダーマシンによって作り出される圧造ブランク球の内部の組織は安定していて、独自の鋼球研磨システムにより球状化 されたブランク球(生球)は残留応力が少なく、美しい刻印加工が出来ます。また、熱処理を行っても歪みもなく高品質、高精度を保ち、弾性に優れています。
詳細は>鋼球(パチンコ玉)の製造工程 -
SUS304球
ステンレス鋼のステンレス(Stainless)とは、「ステイン(Stain)」汚れと「レス(Less)」無いという意味の造語です。鉄(鋼)を基質とした合金であり、SUS304は18-8ステンレス(別名18Cr-8Ni)とも呼ばれ、錆に対する強さに影響するクロムを18%以上含む鋼材です。 ステンレス鋼の中で最も使われています。 基本的な性質は、大気中での耐食性、耐酸性、耐孔食性、隙間腐食への耐性といった錆や腐食に強い点が挙げられます。
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SUS316球
SUS316はクロム(Cr):18%、ニッケル(Ni):12%、モリブデン(Mo):2.5%を添加したステンレス鋼です。SUS304と同様に磁性のないオーステナイト系ステンレスに分類される鋼種です。SUS304と比べると市場流通性は少なく、価格もやや高い材料です。 特徴としてはSUS304よりも耐食性が良いことが挙げられます。
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SUS440C
SUS440Cは、マルテンサイト系ステンレスで、熱処理(焼入・焼もどし)により、高強度、高硬度を得られます。 ステンレス鋼の中では最も高硬度・耐摩耗性を有する鋼です。ただし、炭素の含有量が多いため、耐食性はやや劣ります。
- 鋼球には色々なサイズの標準品があります。
- 鋼球には色々な精度の商品があります。
- 鋼球のサイズ表にあるサイズでも在庫の無い製品や製作していないサイズもありますので、お気軽にお問い合わせ願います。
- 佐藤鉄工は出来る限りお客様のご要望にお応えするように努力致します。