ボールペンの機構・仕組み

ボールペンはペン先を紙に押し当てながら動かすことで、ペン先にあるボールが回転し、ペン先内部でボール表面に付着したインクが紙に転写されることで文字や絵を書くことができます。
ペン先は、機械式の腕時計の部品と同じようにミクロン単位の加工精度で仕上げられています。

ボールペンのボール径は規格に従って作られています。
例えば細字用のボールペンの場合
油性インク:0.65mm ~ 0.85mm未満
水性インク:0.55mm ~ 0.75mm未満
ゲルインク:0.55mm ~ 0.75mm未満

同じ細さでも使用するインクによってボール径が微妙に異なるのが特徴です。
基本的には同じインクを使用しているボールペンであれば、ボール径の大きい方が紙との摩擦部分が大きくなるためボールが回転しやすくなり滑らかな書き味になります。

ボールペン
ボールペンの先

※画像はイメージであり、実際の製品と異なる可能性があります。

主な材質

ステンレス球-SUS304
SUS304球
セラミック球-アルミナ球-AL2O3球
アルミナ球
セラミック球-ジルコニア球-ZrO2球
ジルコニア球
セラミック球-炭化ケイ素球-SiC球
炭化ケイ素球
セラミック球-窒化ケイ素球-Si3N4球
窒化ケイ素球

主な使用用途

  • ボールペン