フリーボールベアリングの機構・仕組み

フリーボールベアリングは上向きと下向きがあります。
上向き用のフリーボールベアリングは、ボール受けというくぼみに小さいボールが入り、その上に大きなボールを乗せてボールを動かす仕組みなっています。
この大きなボールの上に搬送物を乗せ、ボールが動くことで搬送物が動きます。
主に物流工場の搬送物の移動や、板材の製造工場、台車のキャスターなどに使用されています。

キャスター
フリーボールベアリング

※画像はイメージであり、実際の製品と異なる可能性があります。

鉄製以外にセラミック製やプラスチック製も数多く使われています!

プラスチックのベアリングを使用すると軽量化することができます。また、水や薬品で錆びることと、グリスを使用する必要がないことから、水中や錆を嫌う環境、食品工場やクリーンルームにも使用されています。プラスチック製は搬送物にキズが付きにくいという特徴もあります。

主な材質

カーボン鋼球
クロム鋼球
ステンレス球-SUS440C球
SUS440C球
プラスチック球-ポリアセタール球-POM球
ポリアセタール球
プラスチック球-ピーク球-PEEK球
ピーク球
プラスチック球-ベスペル球-PI球
ベスペル球
ガラス球-ソーダガラス球
ソーダガラス球
セラミック球-アルミナ球-AL2O3球
アルミナ球
セラミック球-ジルコニア球-ZrO2球
ジルコニア球
セラミック球-窒化ケイ素球-Si3N4球
窒化ケイ素球
セラミック球-炭化ケイ素球-SiC球
炭化ケイ素球

主な使用用途

  • 工場・倉庫での搬送物の移動
  • 台車等のキャスター