ボールを使用したプッシュポンプの機構・仕組み
シャンプーやアルコールが入っているようなノズルがついているポンプをプッシュポンプと呼びます。直接見えることはありませんが、身近な製品の中にもボールが使用されています。
プッシュポンプは、押した時はノズルだけから液体をださなければならないため、ストロー部は栓をして液体が逃げないようにする必要があります。逆に上がる時は、ノズルから空気が入らないように栓をし、ストロー部の栓のみ開きます。この栓をするために上下に2つのボールが使用されています。
※画像はイメージであり、実際の製品と異なる可能性があります。
①ノズルを押すとストロー内の圧力が高くなり、ストロー部のボールが圧力で下へ押されます。ボールの受けが円錐状になっているため栓になりますが、上部のボールは少し浮くため、隙間から液体が流れてノズルから出ます。
②ノズルを離すとバネの力でノズルが上がり、ストロー内部の圧力が低くなるため上下から空気を取り込もうとします。上部のボールは下へ引っ張られるため栓をしますが、ストロー部のボールは少し浮くため液体がノズルへ流れていきます。
本当はもう少し複雑な構造ですが、仕組みは意外と簡単です。
ストロー部は、ボールではなく円錐台のプラスチックで栓をする機構もあります。
高精度の球で軽量化とコストを削減できます!
プラスチック球は弁体の栓でよく使用されており、以下のメリットがあります。
・コストを抑えられる
・軽量化できる
・錆びないので水中や薬品の中で使用できる
・簡単な機構で使用できる
・ゴミにするときにプラスチック容器との分別が不必要
しかし、弁体で使用する球は精度が求められます。
佐藤鉄工は安定した高品質なプラスチック球の提供に自信があります。
過去に他社様で購入していた球が、不良品が多くて対応に追われていたお客様がいらっしゃいました。佐藤鉄工の製品に変えると不良品が無くなり、安定して高精度の球を使用できるとお褒めの言葉をいただいております。
主な材質
主な使用用途
- 容器のポンプ