生ゴムは、天然ゴムと合成ゴムに大別され、その形態においては固形ゴム、ラテックス、液状ゴム、熱可塑性エラストマーなどがあります。その中でも、樹脂成分とゴム成分からなる熱可塑性エラストマーが順調な成長を遂げていますが、その一方でゴム工業は成熟段階にあると言われています。
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天然ゴム球の特徴
- 加硫ゴムの強度が高い。
- 一般用ゴムとしての各性質バランスがとれている。
- 非ゴム分が約10%に達し品質が不均一。
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ニトリルゴム球の特徴
- 耐油性に優れる。
- 耐熱性がやや優れている。
- 耐オゾン性、電気絶縁性が悪い。
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エチレン・プロピレンゴム球の特徴
- 耐侯性、耐オゾン性に優れる。
- 耐熱性、低温特性に優れる。
- 耐水蒸気性、耐化学薬品性に優れる。
- 耐油性が悪い。
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ウレタンゴム球の特徴
- 耐磨耗性、引裂強度が大きい。
- 耐老化性、耐オゾン性耐油性、耐寒性に優れている。
- 耐熱性、耐水性が劣る。
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シリコーンゴム球の特徴
- 耐寒性、耐熱性、耐侯性、耐オゾン性に優れている。
- 電気的性質が非常に優れている。
- 強度が低い。
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フッ素ゴム球の特徴
- 耐熱性、耐侯性、耐薬品性が非常に優れている。
- アミン類、低分子ケトン、エステル類、高温高濃度のアルカリ類、高圧水蒸気にはかなり劣化する。
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クロロブレンゴム球の特徴
- 耐侯性、耐オゾン性、耐熱老化性に優れている。
- 耐油性が良い、耐薬品性、難燃性が良い。
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