その他の非鉄球
球体から無限の可能性を生み出す

銅球、アルミ球、真鍮球、チタン球などの非鉄金属球も私達の生活の中にあらゆるところの重要な部分に何気なく使われています。
たとえば、銅合金(JIS H 3260)を使用した球は、バルブなどに使われています。また、銅球や真鍮球などの表面にハンダをメッキして、電気基盤の接点などに使われています。 アルミ球などはどこが接しても誤差が生じない性質を利用して、車のエアーバック装置の電気の接点にも使用されています。
『球体から無限の可能性を創造する』言葉通り多種の材質の球が、見えない所で活躍しています。
銅球
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銅球の特徴
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品名 | 比重 | 特徴 |
---|---|---|
無酸素銅 | 8.89 | 銅の基本的な性質 |
タフピッチ銅 | 8.89 | 展延性・絞り加工性が良い |
真鍮球
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真鍮球の特徴
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品名 | 比重 | 特徴 |
---|---|---|
黄銅2種 | 8.43 | 一般に「しんちゅう」と呼ばれている材質 |
黄銅3種 | 8.43 | 展延性・深り加工性に優れ、メッキ性が良い |
アルミ球
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アルミ球の特徴
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チタン球
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チタン球の特徴
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純チタン組成 | 引張性質 | ||
---|---|---|---|
引張強さ (MPa) |
耐力 (MPa) |
伸び (%) |
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JIS 1種 | 270~410 | > =165 | >=27 |
JIS 2種 | 340~510 | > =215 | >=23 |
JIS 3種 | 480~620 | > =345 | >=18 |
JIS 4種 | 550~750 | > =485 | >=15 |
※ チタンの純度は1種が最も高く2種、3種、4種とだんだん低くなっていきます。
※ 1種はもっともやわらかく、2種よりは3種とだんだん硬くなります。
※ チタン球に使用する材料は、2種が多く使われます。
※ 1種はもっともやわらかく、2種よりは3種とだんだん硬くなります。
※ チタン球に使用する材料は、2種が多く使われます。
非鉄金属の比較表
項目\品種 | 非鉄金属 | ||||
---|---|---|---|---|---|
銅 | 真鍮 | アルミ | チタン | ||
比重 | 8.94 | 8.47 | 2.69 | 4.51 | |
引張強さ | (MPa) | 250 | 295 | 260 | 400 |
縦弾性係数 | (kN/mm2) | 118 | 103 | 70 | 106 |
熱伝導率 | (W/m・k) | 391 | 117 | 137 | 17 |
熱膨張率 | (×10-6/℃) | 17.7 | 20.3 | 23.8 | 8.4 |
比熱 | (J/kg・K) | 385 | 377 | 900 | 520 |
溶融点 | (℃) | 1083 | 905 | 650 | 1668 |
※ 物性値は代表値(参考値)であり、保証値ではありません。
- 非鉄球はすべて受注生産になります。在庫の有無をお問い合わせ下さい。
- ご用命によりメッキ処理、穴加工など施した球の製作を承ります。
- 棒材・角材からの旋盤加工仕上げ品(粗仕上品)も製作可能です。
- 佐藤鉄工は出来るかぎりお客様のご要望にお応えするように努力致します。