エチレン(C2H2)の重合によって得られる熱可塑性重合体の総称で、触媒と重合法を変えると、密度、メルトインデックス、結晶度、分岐度、架橋度、分子量分布などの性質を質を広い範囲にわたって調節することができる。
- 低分量のものは、液状で潤滑油としてもちいられる。
- 中分子量のものはワックス状でパラフインと混和する。
- 高分子量のものは強靭な樹脂となり、工業材料として利用され、
低密度(LDPE)、中密度(MDPE)、高密度(HDPE)に分類されている。
- 低密度ポリエチレンは、高圧高温で造られる。
- 高密度ポリエチレンは、有機金属触媒を用いて、低圧低温で造らる。
- 超高分子量ポリエチレンも開発されている。
ポリエチレンは一般に軽量で、耐水性、耐薬品性に優れ誘電損失がちいさく電気絶縁性が良い。
大きな用途は、包装、家庭用品、電線・ケーブルの被覆などがある。
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