エポキシ樹脂（ＥＰ）

特徴

硬化剤を使用する架橋タイプの樹脂である。 硬化剤の組み合わせにより、いろいろな性質を持つ樹脂ができる。 硬化収縮率が低いので、寸法制度に優れている。 接着性、機械的性質、化学的性質、電気的性質に優れている。 強靭な樹脂から、苛　性に優れたものまで幅広い特性が得られる。 ビスフエノールＡとエピクロルヒドリンからなるエポキシ樹脂は重合度の違いによって、液状から高分子量固形タイプまである。 特殊なエポキシ樹脂は、硬化剤として特殊な機能を持つ硬化剤などを使用すると、難燃性、耐熱性、耐トラッキング性、苛　性などを付加することができる。 グリシジル型エポキシ樹脂は、電気絶縁性が良く、耐トラッキング性に優れている。

用途

電気・電子分野（ＩＣ基板、半導体の封止材、変圧器の注型碍子、コネクターカバー） 土木・建築資材（コンクリート補修材、床材、止水材） 食品分野（缶詰用金属缶内部コーテイング、) 染料分野（船舶防食塗料、化学プラント防食塗料、自動車用ボデイ電着塗装） 接着剤（各種構造接着剤、電装部品） 構造材（化学工業タンク。パイプ、給水塔タンク、自動車部品、樹脂型など）