投稿 №968
こんにちは
フォトサークルと酒プロジェクトに参加しました-№1のつづきです。
今回フォトサークルの人のブログの真似をして酒蔵見学の部分だけモノクロ写真にしてみました。
三輪の古い町並みをブラブラ写真撮影しながら歩いて…今西酒造さんに到着
歴史を感じる雰囲気の良い店構えです。
軒先には大きな杉玉が吊るされていて先ほどお参りした三輪明神(反対にしるしの杉玉)と書かれた札が付いていました。
中に入ると今西社長がじきじきに我々の案内をして下さいました。
酒蔵の中にある井戸にも小さなしるしの杉玉が吊るされていました。
しるしの杉玉について
全国の酒造家の集まりが、「酒栄(さかえ)講」で、毎年、十一月十四日の「醸造安全祈願祭」(酒まつり)には、酒栄講の講員が御神前に集い、一同が神の御威徳を賜り、心も新たに新酒の醸造に励ませて頂きます。 お祭の中では、活日命が神酒を天皇に献上した時に詠まれた歌を神楽にした、「うま酒みわの舞」が、巫女達によって厳かに華やかに舞われます。
この祈願祭の折、神社から下されるのが三輪山の聖なる杉で作られた杉玉、「しるしの杉玉」です。
杉玉は酒屋の看板として吊るされるものだと思っていましたが今西酒造の社長さんの説明で下記の意味のあるのだと知りました。
杉玉を軒先に吊るすのは新酒ができたことを知らせる役割を果たします。
吊るされたばかりの杉玉はまだ青々としていますが、やがて枯れて茶色がかってきます。この色の変化によって新酒の熟成の具合い(飲み頃サイン)を知らせているとも言われています。
酒蔵見学はまず社長さんからお酒作りに使うお米の説明から始まりました。
今西酒造さんで使われているお米の約60%自家製で『露葉風』と『山田錦』を使用されているそうで、露葉風は奈良県でしか作られていないお米でお酒造りに適した品種だそうです。
写真の一番右からコシヒカリ、露葉風、山田錦ですが大きさがぜんぜん違います。
お酒造り用のお米は大きく同じ田んぼから収穫できる量が少ないのでお酒が高価になってしまうということです。(…納得…)
お米を洗浄工程について説明
非常に重要な工程でお米の水分量のコントロールするのが困難だったそうですが最新設備を導入されていました。
…(極秘の洗浄装置なので撮影禁止)…
洗浄されたお米は蒸して麹をまぜて…(略)…仕込まれまれるそうです。
上槽(絞り作業)が終わって機械などを洗浄されていました。
このときに出来た酒粕がお店で販売されていました。(買えるだけ買って帰る予定です)
今西酒造さんでは絞りたてのお酒は出来るだけ空気に触れないように手作業で瓶詰めされていました。(高級なお酒だけ)
瓶詰めされた生酒に熱をかけ発酵を止めます。(火入れ)…今年からこのスタイルに変更されたそうです。(写真右)
今西社長の説明で今西酒造さんは研究しながら丁寧にお酒造りされていることが良く分かりました。
見学の後は待ちに待った試飲会です。
詳しく説明を聞いた後なのでどんな味なのか早く飲みたい~!
ずらりと並んだ三諸杉ブランドの純米大吟醸(しぼりたて)からどぶろくまで、梅酒と鬼ごのみブランドの生酒と珍しいおり酒、梅酒です。
試飲ときも今西社長から説明を聞きながら味見していきました。
何気なく試飲用のぐい飲みになみなみに注いで試飲していると…
『そんなにいっぱい注いで…大丈夫ですかぁ?』と
回りの人達は味見だけで少しづつしか試飲されていませんでした。!(恥ずかしい~)
最後にどぶろくの試飲です。
生のどぶろくを飲むのが初めてです。
瓶には開栓時爆発注意の注意書きが…
ガス抜きのための穴開き栓が使われているらしいのですが社長がゆっくり時間をかけてガスを抜きながら開栓して下さいました。
試飲会が終わってしばらく解散、売店でお土産を買う人、酒蔵の写真を撮る人…
私は目的の酒粕と数本のお酒を購入
その後は数名の酒好きな人と残っていた試飲用のお酒を飲んで酒蔵見学、試飲会は終了で解散になりました。
しかし、少しガソリンが入ったので別の酒蔵に行こうとお世話になってる社長と奈良市内へ行こうという話しに…
・・・<№3につづく>・・・