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講演会『弱者の兵法』by野村克也

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2010/11/18

こんにちは

投稿 №355

野村克也さんの講演会「弱者の戦略」に行ってきました。

講演の前に以前呼んでいた孫氏の兵法の本で予習して行きました。

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TVで見ているのと同じ口調、同じテンションで内容は講演と言うよりトークショーでした。

ただ一つ監督が1人代わってもチームは優勝できない…阪神が強くなったのは、野村さんが『組織はリーダーの力量以上には伸びない』と言って、阪神球団社長を怒らせ、一部の組織改革をした事だとエピソードを交えてはなされていました。

他にも裏話など聞きましたが書けません。

野村克也トークショーとして楽しんで話を聞いてきました。

兵法の本は興味があって読んでいましたが、なかなか会社で実践で出来ていません。

予習のために読んだ『孫子の兵法を生かす本』(二見道夫:著)中から印象に残った部分を一つ紹介します。

孫子の兵法   「勝者の民を戦わしむるや、積水を千仭の谷に決するが若き者は、形なり。」…「四・形篇」より
現代語訳   「戦いに勝つためには、満々とたたえた水を一気に谷底に落とすような勢いをつくり出して組織の人間を戦わせる事が肝心だ。
勢いと柔軟性を併せ持つ体制(組織)こそ重要このうえも無い戦勝の秘訣だ」
積水の計」は経営戦略によく引用されますが、二見道夫氏は下記のように書かれていました。(要約)
  逆境に強い組織、四つの条件
   
  • 降格も勇断できる会社
  • 上司が部下を正しく叱る会社
  • ライバルは身内……社内に競争がある会社
  • 本当の実力主義をとっている会社
×   勢い、競争力がまるでない会社
   
  • 人事における信賞必罰が限りなく甘い会社
  • 変にものわかりのいい上司ばかりいる会社
  • 仲間がもたれ合っている会社
  • 年功序列に組織活力は育たない

別の講演会でチャールズ・ダーウィンの言葉を引用て同じような事を聞いた事があります。

原文   It is not the strongest of the species that survives,nor the most intelligent that survives.
It is the one that is the most adaptable to change.
  生き残る種というのは、最も強いものでもなければ、最も賢いものでもない。
最も変化に適応できる種が生き残るのだ。

「最後に生き残る(組織・会社)のは最も強いものでも賢いものでもなく、変化に対応できるものだ」

素早く変化に対応できる柔軟な組織か…

頭では理解できるのですが…野村さんが言うように力量不足なのかな…